65歳以上の高齢者の、約半数は“便秘気味”だといいます。
高齢者の慢性便秘は、“腸閉塞”や“直腸潰瘍”などの“合併症”を、
発症させたり、日常の生活動作や自立性の低下を起こします。
高齢者は、心理的なものも含めて、身体活動や食事摂取量が低下し、
腸の内容物が減少して行きます。
そのライフスタイルから、便を作る材料や便の水分が不足します。
そこでは、腸管壁への物理的な刺激が減弱し、便秘へと繋がります。
直腸壁の感受性が低下して、排便反射が低下・消失するのです。
高齢者では、排泄に必要な、筋力の低下や腸管の筋肉の委縮、
大腸“憩室”の増加などもあり、大腸の蠕動運動能力が低下します。
そこでは、便の移動が遅くなり、便の水分が、
ドンドン、腸に吸収される事になります。
高齢者に於いて、便秘症状が長期間続くと、“大腸ガン”の可能性や、
内臓機能が衰えている事から来る、大きな病気の可能性も考えられます。
下痢や便秘が、交互に現れる場合などは、要注意です。
高齢者では、“消化管のガン”や“憩室炎”などの炎症性の癒着などにより、
腸管に通過障害が起こり、“器質性”の便秘になったりします。
また、“糖尿病”や“脳血管障害”、“甲状腺機能低下症”などから、
“弛緩性”の便秘に繋がって行く事もあります。
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